埼玉県の治安状況はどのようになっているのでしょうか。発展の遅れた地方というマイナスイメージと、東京に近い、さいたま新都心といったプラスのイメージが混在している県だけに、治安状況に対するイメージがつきにくいという面もあります。

平成21年のデータでは刑法犯総数が11万3632件となっています。これは前年度に比べて8476件のマイナスです。なお検挙件数は30846件。これは前年度に比べると294件のマイナスとなっています。検挙人員は1万9345人。前年度比で1056人のプラスとなっています。総数に対する検挙件数の少なさが気になりますが、全国的に見てもこの程度の高さといってもよいでしょう。

犯罪の内訳では窃盗犯がやはり圧倒的に多く、8万8123件となります。続いて粗暴犯が3736件。知能犯が2027件、凶悪犯が561件で風俗犯が548件、その他が1万8637件。犯罪件数の多くが窃盗犯で占めており、件数に比べればそれほど治安が悪いともいえない面もあるようです。
では地域ごとの犯罪率についてはどうなっているでしょうか。もっとも治安が悪いデータが出ているのがさいたま市大宮区と蕨市。平成22年1月~10月の間に19件以上の犯罪が発生しています。続いて14件以上19件未満が岩城区、越谷市、草加市、八潮市、三郷市、川口市、戸田市、さいたま市桜区となっています。やはり東京に近い南部に集中しているのが特徴です。北部では熊谷市や深谷市あたりが11件以上14件未満と高い数字となっています。

この治安状況を見て暮らしやすい地域か、暮らしにくい地域かを判断するのは難しいかもしれませんが、ひとつの目安にはなるのではないでしょうか。